「WX05」は持ち運び可能なモバイルルーター、「L02」は自宅専用のホームルーターです。
それぞれ役割が違うようにみえますが「WX05」を自宅で使うこともできるので、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は「WX05」と「L02」のそれぞれの特徴を確認して比較し、それぞれが向いているタイプまでまとめます。
一読していただければ「WX05」と「L02」のどちらにすべきか判断もつくはず!参考にしてください。
Contents
WX05の特徴 | スペックとメリット
製品名 | Speed Wi-Fi NEXT WX05 |
---|---|
製造日 | 2018年11月8日 |
製造元 | NECプラットフォームズ株式会社 |
通信速度 | 【下り】 440Mbps 【上り】 30Mbps 75Mbps(LTE利用時) |
サイズ | 約111×62×13.3mm |
質量 | 約128g |
バッテリー使用時間 (ハイスピード) |
ハイパフォーマンス:約8.1時間 スタンダード:約11.5時間 エコ:約14時間 エコ(Bluetooth®接続時):約18時間 |
機能 | WiMAXハイパワー ビームフォーミング対応 スケジューアル機能搭載 ワンタイム通信モード切り替え Wi-Fiビジュアルステータス |
まずはWX05の特徴の確認から!ポイントは以下のとおり。
- 自宅でも外でも使えるモバイルルーター
- WiMAX単独でも440Mbpsの通信速度
- 最大出力で8.1時間持つバッテリー性能
- 通信安定性を高める機能が豊富にある
一つずつ解説します。
自宅でも外でも使えるモバイルルーター
WX05はNECプラットフォームズ社が製造する持ち運びモバイルルーターの最新機種です。
モバイルルーターは外用のイメージがありますが、エリア内であれば通信速度が十分にでるので自宅用の回線として使用することもできます。
実際に僕はモバイルルーターで自宅+外のネット通信を全て賄っています。
WiMAX単独でも440Mbpsの通信速度
WX05は下り最大440Mbpsと高速なモバイルルーターです。
ネットを使う中でトップクラスにデータ通信量が多いのは「動画」ですが、YouTube・Netflixは下り速度5Mbpsもあれば最高画質での視聴が可能です。つまり、下り最大440Mbpsは普通にネットを使うのには十分すぎる速度がある!
外用としてだけでなく自宅用としても十分に使える通信速度があります。
最大出力で8.1時間持つバッテリー性能
WX05は大容量バッテリーを積んでいることに特徴があります。
元々NECプラットフォームズ社が製造する「WX」のルーターは、バッテリー持続時間に特徴があり、一個前のWX04もバッテリーの持続時間に定評がありました。その最新機種であるWX05は現行ルーター中で最も長いバッテリー持続時間を誇っています。
ルーター選びにおいてバッテリー性能を最も重視するなら非常に最適な機種だといえます。
通信安定性を高める機能が豊富にある
WX05には通信安定性を高める機能が複数搭載されています。
- Wi-Fiハイパワー・・・電波が入りにくい所でも20%速度改善
- ビームフォーミング・・・ルーターとスマホ・パソコンなどの間の電波の無駄をなくす
- クレードルのWウイングアンテナ・・・クレードルに両サイドに通信強化用アンテナ
これらの機能により建物内などでの通信性能が向上しています。
HOME L02 | スペックと特徴
製品名 | Speed Wi-Fi HOME L02 |
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製造元 | HUAWEI |
通信速度 | 【下り】 558Mbps 867Mbps(LTE利用時) 1Gbps(LTE:LANケーブル接続時) 【上り】 30Mbps 75Mbps(LTE:LANケーブル接続時) |
最大同時接続数 | 最大42台(LANポート×2台、2.4GHz:20台、5GHz:20台) |
機能 | 高感度アンテナ Wi-Fi TXビームフォーミング対応 WiFi設定お引っ越しで簡単設定 専用アプリでスマホから操作 |
質量 | 約436g |
サイズ | 約W93×H178×D93mm |
L02の特徴とメリットは以下のとおり。
- 宅内専用の「ホーム」ルーター
- Wi-Fiの電波が遠くに届く
- 複数機器の同時接続に強い
- バッテリー劣化の心配がない
こちらも一つずつ説明します。
宅内専用の「ホーム」ルーター
L02はWX05とは異なり完全に宅内専用に作られたホームルーターです。
モバイルルーターのように「外で使える」メリットが代わりに宅内では非常に役立つ機能がいくつも搭載されています。
Wi-Fiの電波が遠くに届く
L02はモバイルルーターと比べてWi-Fiの電波が強化されています。
モバイルルーターよりサイズの大きな端末の中には非常に高性能なアンテナが内臓されている。モバイルルーターと比べてWi-Fiを飛ばす性能が高いためルーターとスマホ・パソコンの間に距離があっても安定した通信が可能です。
WX05の方も通信系の機能が強化されていますが、それらとほぼ同じ機能はL02にもみられます。
- 高感度アンテナWi-Fi・・・より高性能なアンテナを搭載
- TXビームフォーミング対応・・・ルーターと機器間の通信の無駄を省く機能
通信系の機能的には互角であるため、端末により大きく性能の高いアンテナが内臓されているホームルーターの方が電波の送受信力は上です。
複数機器の同時接続に強い
複数の機器を同時接続しても速度が落ちにくいのも特徴です。
L02は2つの周波数2.4GHz・5GHzがあり、それぞれの周波数で最大20台の同時接続ができます。また、有線LANポートも2つあって無線と一緒に使うこともできるため最大だと42台の機器で同時接続が可能です。
複数人で同時にネットを使っても速度低下しにくく安定した通信ができるのはホームルーターならではの強み。
バッテリー劣化の心配がない
L02はコンセント式のためバッテリーの劣化を気にする必要がありません。
バッテリー式のモバイルルーターの場合、数年間使うとバッテリーが劣化して電池の消耗が早まったり、バッテリー自体が物理的にパンパンに膨らんでしまうことがあり、そうなると交換が必要です。
そもそもバッテリーがないL02にはバッテリーの消耗リスクが最初からありません。長年そのまま使い続けられます。
【関連】HOME L02の評判は?メリットと注意点を徹底評価する
WX05とL02の比較 | どっちを選ぶべきか
端末名 | Speed Wi-Fi NEXT WX05 | Speed Wi-Fi HOME L02 |
---|---|---|
通信速度 | 【下り】 440Mbps 【上り】 30Mbps 75Mbps(LTE利用時) |
【下り】 558Mbps 867Mbps(LTE利用時) 1Gbps(LTE:LANケーブル接続時) 【上り】 30Mbps 75Mbps(LTE:LANケーブル接続時) |
サイズ | 約111×62×13.3mm | 約W93×H178×D93mm |
質量 | 約128g | 約436g |
バッテリー | 【ハイスピード】 ハイパフォーマンス:約8.1時間 スタンダード:約11.5時間 エコ:約14時間 エコ(Bluetooth®接続時):約18時間 |
コンセントのためバッテリーなし |
メリット | 自宅・外でも両方で使える WiMAX単独440Mbpsの速度 最大出力8.1時間持つバッテリー性能 通信安定性を高める機能が豊富にある |
完全宅内専用のホームルーター Wi-Fiの電波が遠くに届く 複数機器の同時接続に強い バッテリー劣化の心配がない |
そもそも外で使うのがメインの人はWX05一択なので、L02とWX05で迷う方というのは自宅回線としての利用がメインの人でしょう。
「自宅での利用がメインだけどWX05が自宅でも使えるならそっちの方がいいのかな〜」という疑問を持っている人だと想定できます。
その疑問への答えはWX05とL02のそれぞれのメリットを検討すればわかります。
まず、L02がW06に勝る点を整理すると以下のとおり。
- Wi-Fiの電波が遠くに届く
- 複数機器の同時接続に強い
- バッテリー劣化の心配がない
これらのメリットは確かに宅内利用時に非常に役立つホームルーターならではのものです。
しかし、よくよく考えると「バッテリー劣化の心配がない」以外は一人暮らしの1K程度の間取りになると、それほど活きるメリットではありません。
その点を踏まえてどんなタイプにどちらがおすすめかの基準は以下のようになります。
L02を使うべき
- 二人暮らし以上
- 複数部屋のある宅内利用
WX05を使うべき
- 一人暮らし
- ワンルーム/1Kの宅内利用
一人暮らしの人にとってはL02のホームルーターならではの強みはオーバースペック気味になる。それなら「外でも使える」というメリットの分WX05の方がいいのでは?ということです。
ただ、一人暮らしでも一切外での利用が想定されないならL02の方がいいはずですなので、そこは上記の考え方を参考にして自分の利用シチュエーションによって判断してください。
まとめ
自分が重要視する要素とルーターの特徴がわかれば最適なルーターは自ずと決まります。
他の記事も最適なルーター選びに役立てください。
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