WiMAX WiMAX基本知識

WiMAXとWiFiの違い?そもそも役割が違う。

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「WiMAXとWiFiの違いは?」「WiMAXとWiFiどっちがいいの?」と質問されると焦ります。通信の基本知識がないことがわかるため「どこから説明するべきか」と悩むためです。

WiMAXとWiFiは無線通信であるという点は共通しています。しかし、役割が全く違います。フォワードとキーパーのように違う役割を担い、同じチームで共存しています。

この記事ではそんなWiMAXとWiFiについて前提知識からわかりやすく説明します。最後まで読めば役割の違いと比較対象でないことはきちんと理解できるはず!

WiMAXとは

WiMAXは高速な無線通信技術です。専用ルーターがあれば屋内外問わず、電波を使ったデータ通信でインターネットができます。

面倒な回線工事なしで手軽に開設でき、ルーターを持ち歩けばどこでも高速なネット通信ができるのは無線通信ならではのメリットです。

【関連】WiMAXのメリット7つ!おすすめポイントをわかりやすく解説

ここまではWiMAXの基本ですが、WiFiとの違いを理解するとき大切なのが、WiMAXはルーターと基地局の間の無線通信だということです。

▼WiMAXは基地局との通信。

当たり前のことのようですが、ここはWiFiとの違いを知る上で重要です。WiMAXに対してWiFiは機器間の無線通信技術です。

▼WiMAXとWiFiの役割の違い

WiMAXルーターを使うと、ルーターと基地局の間はWiMAX、ルーターとスマホ・パソコンの間はWiFiで通信します。ここが大事。

WiFiとは

WiFi(ワイファイ)はスマホ・パソコンなどをWiFi親機と無線(ワイヤレス)で接続する通信技術のことです。

パソコン・スマホとWiFiルーター(WiFi親機)間のように「機器同士」のデータ通信で使われます。タブレット・ゲーム機でも採用されており、機器の同時接続も可能です。

▼WiFiのイメージ図

あくまでWiFiは機器同士を無線通信で繋げるモノなので、インターネットに接続するのはWiFi親機の「向こう側」の通信回線です。向こう側の通信回線はケーブルありの光回線・ADSLであることもあれば無線通信のWiMAX・LTEのときもあります。

語弊を恐れずに表現すると、WiFiによってインターネットに接続しているわけではないということです。WiFiはネット回線から送られてきたデータをWiFi親機を通じてスマホ・パソコンに飛ばす最後の通信を担当しています。

WiFi=ネット通信ではない

WiFiに接続するとWiFiの電波を飛ばしているルーター(WiFi親機)を経て、光回線やWiMAXなどの回線を通してネット接続ができます。WiFiが直接、基地局に飛んでデータをやり取りしているわけではありません。

▼飲食店/空港などの無線WiFiスポット

飲食店や空港でWiFiに接続してWebサイトを観ているときも、店舗内に設置されているWiFi親機の向こう側の固定回線を通してネット接続をしています。

WiFi親機の回線が何かによって通信速度は変わるので「無料WiFiとWiMAXどっちが速い?」なんて比較に答えはありません。ケースバイケースですから。

▼WiMAXとWiFiの役割の違い

WiMAXの項目でも説明しましたが、WiMAXルーターを使う場合でいうと、基地局とのデータ通信はWiMAXが担当し、ルーターとスマホ・パソコン間の通信はWiFiで行います。

これが冒頭の「WiMAXとWiFiはフォワードとキーパーのように役割が異なる」という言葉の意味です。

WiMAXとWiFiの違い

ここまではWiMAXとWiFiの概要と簡単な違いを説明しました。ここからは違いを中心にまとめます。上で書いた内容の復習も含みます。

役割の違い

WiMAXとWiFiの「役割の違い」は以下のとおりです。

  • WiMAX…基地局とのデータ通信を担当
  • WiFi…機器とのデータ通信を担当

WiMAXはルーターと基地局とのデータのやり取りを行う技術で、WiFiはルーターとスマホなど機器同士のデータのやり取りに使われる技術です。

同じ無線通信ではありますが「担当するポジション」が違います。

通信量の制限に関する違い

WiMAXは通信量に上限(3日10GBなど)がありますが、WiFiはありません。

【関連】WiMAX2+の速度制限を解説。3日10GBの制限体験もレビューする

WiMAXは基地局との通信のため基地局のリソースをみんなで分け合う必要がありますが、WiFiは機器間の通信なのでその必要がありません。

通信量の上限は、WiFiではなくWiFi親機の先のWiMAX/LTEなどのネット回線にあります。そのためWiFi親機の先が通信量に上限がない光回線とかだといくらでも通信できます。

ネットワークの違い

ネットワークの範囲による分類でもWiMAXとWiFiには違いがあります。この項目は一般ユーザーには関係がないため飛ばしてもOK。

ネットワークは広さによって3つの概念に分類されます。

  • LAN=一つの施設内程度のネットワーク。Local Area Network。
  • MAN=一つの都市の範囲を結ぶネットワーク。Metropolitan Area Network。
  • WAN=郊外、県外・国外におよぶネットワーク。Wide Area Network。

カバーするネットワーク範囲からするとWiFiはLAN、WiMAXはMANとなります。両方とも無線なので、WiFi=無線LAN、WiMAX=無線MANです。

ネットワークの分類は普通にサービスを利用する分には知らなくてもいいので、こんな概念もあるんだなーくらいの理解で十分。以上とします。

まとめ

WiMAXとWiFiの違いがきちんと理解できたでしょうか?

WiMAXとWiFiは同じ無線通信ではありますが担当する通信領域が異なります。それがわかれば比較するのは意味がないとわかるはずです。

きちんと違いを理解すれば通信サービスを使うときに、情報を正しく収集して自分に最適なモノを選べるようになります。その一助になれば幸いです。

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