WiMAXは「工事なし」ですぐに開通できます。そのため、開通工事が必要な光回線と比べて、申し込みから利用開始までの期間が短くて済みます。
「WiMAXは工事不要なのがメリット!」ということは色々なサイトで語られているため、この記事ではもっと具体的に以下のことをまとめます。
- WiMAXと光回線の開通までの日数の差
- WiMAXと光回線の利用開始までの手順の違い
WiMAXの利用開始までの流れ→光回線の利用開始までの流れの順で解説しますので、WiMAXがどれだけラクなのかが比較できます。
一読すればWiMAXの「工事不要である」という要素がどのくらいのメリットなのか、完全に掴めるはず!ご参考にしてください。
Contents
【工事なし】WiMAXの利用開始の流れ
まずはWiMAXの申し込みから利用開始までの流れを解説します。
申し込み方法は3パターン
WiMAXの申し込み方法は3パターンです。
- ネット…Webサイトから申し込み
- 電話…電話窓口から申し込み
- 店舗…家電量販店・プロバイダ各社のショップからの申し込み
3つの中でもネット・電話での申し込みと店舗での利用開始の流れは少し違います。
【ネット/電話】申し込みから利用までの流れ
ネット・電話での申し込みは利用開始まで4日〜6日です。申し込み後、郵送されたルーターを受け取った日からネット通信ができます。
▼申し込みから利用開始までの流れ
- 申し込み(ネット・電話)
- 端末到着
- ご利用開始
ネット・電話のどちらで申し込んでも開通までの期間に違いはありませんが、即日発送サービルのあるプロバイダから申し込めば、申し込み後1日〜2日でのルーター受け取りも可能です。
【店舗】申し込みから利用までの流れ
店舗での申し込みは、その場でルーターを受け取れるのですぐに利用開始できます。
▼申し込みから利用開始までの流れ
- 店舗へ行く
- ショップスタッフに相談
- 申し込み手続き
- ルーターを受け取りで利用開始
店舗はヤマダ電機・ヨドバシカメラなどの家電量販店だけでなく、UQmobile・auショップなどでも申込めます。
しかし、家電量販店からの申し込みはプロバイダ経由での申し込みに比べると総合的な費用の面でお得ではないため、基本的にはおすすめしません。
「どうしても急いで使わなければならない」というような、急ぎの都合がない限りは電話・ネットから申し込みするようにしましょう。
WiMAXは即日〜6日で利用できる
申し込み方法ごとの利用開始までの日数は以下のとおり。
- ネット…4日〜6日(即日発送なら2日〜4日)
- 電話…4日〜6日(即日発送なら2日〜4日)
- 店舗…即日
WiMAXはどの申し込み方法でも手続き後にルーターを受け取るだけです。ほとんど手間はかかりません。
【工事あり】光回線の利用開始の流れ
光回線の申し込みから利用開始までの流れを解説します。
申し込み
光回線もWiMAXと同様にネット・電話・店舗で申し込みができますが、どの申し込み窓口を通しても手続きは下記の流れになります。
- 申し込み
- 工事日の調整
- 開通工事
- 利用開始
工事がいつになるのか?は時期やその地域の繁忙具合によって変わります。
集合住宅(マンションなど)は、前の入居者がすでに開通工事をした設備を活かすことができれば工事不要で利用開始できることもある。
工事不要の場合でもすぐに使えるのではなく、郵送されてくる回線終端装置を受け取り、設置・設定してからの利用開始なので日数はそれなりにかかります。
工事日の調整
光回線を申し込むと工事日の1週間〜2週間で工事日調整の連絡があります。開通工事は立会いが必要なため、都合を合わせなければいけません。
HPには「2週間で工事できる」と書いてるあるところも多いですが、引っ越しシーズンなどの繁忙期は2ヶ月待ちなんてこともあります。
光回線の工事 確実にできるので6月1日 っていわれたんだが?!
— ゆたんぽ (@yutanpo0225) 2018年4月15日
スイスイと行くものと思って引越しと同時期に回線工事予約していざ工事になったらなんやかんや無理だとかどうとかあって3月から数えて1ヶ月半ぶりにやーーーーーーーっと光回線が開通したーーー!
携帯の回線だと大変だったー!やっとコレで少しは落ち着いた生活がおくれそうです(๑╹ω╹๑ )— たかし (@TAKASHI__KUBO) 2018年4月14日
工事日は立会いのための休みが取りやすい土日祝日から埋まっていきます。
立会い可能日と工事可能日が噛み合わずに利用開始がズルズルと後ろ倒しになっていきます。光回線を利用すると決まったら早めに申し込みすることが大切です。
開通工事
工事日調整から平均的には10日〜1ヶ月程度で開通工事は来てくれます。ですが、上でも書いたように繁忙期は1ヶ月以上待たされることもあるので注意が必要です。
開通工事の立会いは約1〜2時間で終わります。工事内容は戸建なのかマンションなどの集合住宅なのかで異なります。
戸建の工事内容
戸建の開通工事は、近くの電柱から光ケーブルを建物内に引き込んで光コンセントを設置するというものです。
開通工事というと壁に穴をあけるような大工事をイメージしがちですが、光ケーブルの引き込み口には既設の通気孔やエアコンダクトを利用するため、それほど大袈裟な作業ではありません。(引き込み口がないとき、壁に穴空け処置をすることもある)
光コンセントが設置できたら回線終末装置を設置して利用開始です。
集合住宅の工事内容
集合住宅は(マンションタイプ)はほとんどの建物が共有部分のBOXまでは光ケーブルは引かれています。
共有部分から各部屋まで光ケーブルが引かれ、光コンセントの設置が済んでいるかどうかで工事の要不要が決まります。
- 部屋に光コンセントがある→工事済みのため工事不要。
- 部屋に光コンセントがない→工事が必要。
部屋に光コンセントがない場合は、建物の共有部から部屋まで光ケーブルを引き込んで光ケーブルを設置する工事が必要です。
すでに部屋の中に光コンセントがあれば立会い工事は不要です。宅配で送られてくる回線終端装置を設置・設定すれば利用開始できます。
光回線は1ヶ月はかかる
光回線は申し込みから利用開始まで1ヶ月はかかります。地域によっては工事の日程が組めずに2ヶ月程度待たされることもあります。
HPでは「最短2週間!」というような内容が書いてあることもありますが、2週間で利用開始できるのは、すでに光コンセントが設置済みのときだけだと考えましょう。
工事費用もある
工事がないWiMAXと違い、光回線は工事費用も発生します。
▼例:フレッツ光の工事費用(屋内配線の工程がある場合)
- 戸建:18000円
- 集合住宅(マンション):15000円
工事費用はキャンペーン時に申し込むことで割引を受けられることもあります。申し込むときにはきちんと調べてからお得な方法で申し込みましょう。
まとめ
WiMAXと光回線の手続き全体がわかると、WiMAXの「工事が不要」のメリットの大きさが腹落ちするのではないでしょうか。
WiMAXは申し込み手続き後、ルーターを受け取るだけですが、光回線は工事の日程をしたり、立会いをしたり、回線終末装置の設定をしたりと手間がかかります。
「すぐに利用したい!面倒な工事関係の手続きは避けたい!」という方は迷わずWiMAXを選ぶといいでしょう。