カシモWiMAXは月額料金の安さが魅力ですが、端末に新古品が使われていたり、他のプロバイダにはある割引がなかったりとデメリットもあるプロバイダです。
また、2019年1月11日からは契約期間の取り扱いが2年契約から3年契約メインに変更になっている点にも注意が必要です。
他のプロバイダを選ぶべき人もいるので契約前には特徴を把握して「本当にカシモWiMAXでいいのか」をしっかりと検討しましょう。
とはいっても「徹底的に調べる時間はない」「契約すべきかどうか簡単に知りたい」という人が多いはず。
そこで今回はカシモWiMAXのメリットデメリットの評価から評判の調査までを全てこの一記事にまとめます。
読了後にはカシモWiMAXがどんなプロバイダか?契約すべきか?代わりはあるか?はっきりわかるはずです!
Contents
カシモWiMAXはどんなプロバイダ
カシモWiMAXの特徴から紹介します。
カシモWiMAXの概要
カシモWiMAXの特徴は「新古品を使うことで低価格にしている」点にあります。
親会社がリユース企業であるため独自のネットワークがあり、新古品を集められるとのこと。最近は新品の取り扱いもスタートしているので新品を選ぶこともできます。
基本的に月額料金の安さで勝負するタイプのプロバイダであるため高額キャッシュバックなどはありません。
2種類のプラン
カシモWiMAXには「新端末プラン」と「最安級プラン」の2つのプランがあります。
Triprouterプラン
この2プランに加えて多機能端末Triprouterを選べる「Triprouterプラン」もありましたが、現在はプラン自体がなくなっています。
新端末プラン(W06/WX05/L02/HOME01)
1ヶ月目 | 2〜24ヶ月目 | 25ヶ月目以上 | |
---|---|---|---|
ギガ放題 | 1380 | 3580 | 4079 |
ライトプラン(7GB) | 1380 | 2980 | 3379 |
対応端末はW06・WX05・L02・HOME01の4種類。初月は1ヶ月目の料金の日割り計算となります。
最安級プラン(W05)
1ヶ月目 | 2〜24ヶ月目 | 25ヶ月目以上 | |
---|---|---|---|
ギガ放題 | 1380 | 3480 | 4079 |
ライトプラン(7GB) | 1380 | 2880 | 3379 |
対応端末はW05。初月は0円。
初期はL01sの取り扱いもありましたが、現在はL01sの取り扱いは終了となっています。
最安級プランは新古品
最安級プランで取り扱う新古品の端末とはいわゆる中古とは違います。
中古は誰かが実際に使用した端末のことですが、新古品は店舗まで到着はしたが(売れ残ったなどの理由で)一度も使用されていない端末のことを指します。そのため、中身は新品と変わらない。
メーカーに発注しているのではなく店舗から仕入れている端末のため、在庫がなくなったら取り扱い終了となります。
カシモWiMAXの良い所・メリット
他のプロバイダと比べた時の長所とメリットは以下4つ。
- 月額料金が安い
- オプション加入が不要
- 端末代金0円のため残債の心配がない
一つずつ紹介します。
1.月額料金が安い
カシモWiMAXは月額料金の安さが特徴のプロバイダです。
派手なキャンペーンはありませんがデフォルトの料金設定が安いので他プロバイダだと月額割引のキャンペーンを適用した状態を上回っています。
一般的な料金プランである本家UQ WiMAXのギガ放題と比べると下記のとおり。
▼UQ WiMAX「ギガ放題/3年」と比較
UQ WiMAX | カシモWiMAX (新端末) |
カシモWiMAX (最安級) |
|
---|---|---|---|
初月 | 3696 | 1380 | 0 |
1ヶ月目 | 3696 | 1380 | 1380 |
2ヶ月目 | 3696 | 3580 | 3480 |
3〜24ヶ月 | 4380 | 3580 | 3480 |
25ヶ月目以降 | 4380 | 4079 | 4079 |
3年合計 | 160008 | 134048 | 130368 |
UQ WiMAXと比較してカシモWiMAXの方が「新端末プラン」は約2万5千円、「最安級プラン」は約3万円ほどお得です。
WiMAXはプロバイダで通信速度に違いがでないため、完全にカシモWiMAXの方がコスパが高いといえる!
2.オプション加入が不要
契約時にオプション加入が必要なプロバイダは少なくありませんが、カシモWiMAXにはその必要がありません。
たとえばBroadWiMAXでは初期費用無料のキャンペーン条件として申し込み時のオプション加入が必須です。
そうなると利用開始後にオプション解除の手間がかかり、解除を忘れると使わないオプション料を払うことにもなります。
カシモWiMAXなら最初からオプションをつけない事を選べるため、オプションに関する一切の手間が発生しません。
3.端末代金0円のため残債の心配がない
カシモWiMAXの端末代金は0円。「実質」0円ではなく完全に無料です。
「実質」0円のプロバイダは、端末代金が一旦は発生するけども、それを分割請求にして分割請求と同じ金額を契約中に毎月割り引く事で2年後にはルーター代金の債務が完全に無くなるという仕組みです。
そのため、未消化の残債があるタイミングで途中解約すると残債の請求が発生し、端末代金は0円でなくなります。
一方、完全に無料のカシモWiMAXなら端末代金は最初から発生しません。途中解約しても残債を請求されることもない。
カシモWiMAXの足りない所・注意点・デメリット
他のプロバイダと比べた時のデメリットと注意点3つ。
- 3年契約がメインに変わった
- キャッシュバックがない
- auスマートバリューmineがない
- web上で契約内容を確認しにくい
一つずつ紹介します。
1.3年契約がメインに変わった
カシモWiMAXは2019年1月11を境に2年契約から3年契約をメインとする内容にサービス内容が変更になりました。
それまでは2年契約をする時に最もお得なプロバイダとして知られていたのですが、もう2年契約時におすすめなプロバイダとはいえないため間違いないように注意しましょう。
2.キャッシュバックがない
カシモWiMAXにはキャッシュバック系のキャンペーンがありません。
プロバイダには「キャッシュバックによってお得になるタイプ」と「月額料金の安さでお得なタイプ」の2種類がありますが、カシモWiMAXは完全に月額料金の安さでお得になっているタイプです。
月額料金によって安くなっているタイプはキャッシュバックの受取手続きなしでメリットが享受できる分、手間がかかりませんが、ガッと数万円が貰える方が好きな人もいるかと思います。
キャッシュバックが欲しい人はキャッシュバック型のプロバイダを選ぶようにしましょう。
3.auスマートバリューmineがない(auスマホとのセット割)
カシモWiMAXにはauケータイの月額料金を割引するauスマートバリューmineがありません。
auスマートバリューmineを適用すればauケータイの月々の料金を最大1000円割引することができます。
auケータイを持っているならauスマートバリューmineが使える他のプロバイダを使った方が通信費トータルの金額でお得になるでしょう。
4.Web上で契約内容を確認しにくい
カシモWiMAXはお客様専用ページのようなWebページがありません。
自分の契約内容や支払い状況を確認する時は、電話やメールでの問い合わせが必要なので少し手間がかかります。
カシモWiMAXの評判/口コミ
利用者の口コミを見ていきましょう。
GMOとくとくbb解約してカシモwimaxにした
月額最安値らしい(キャッシュバックの実質除く— たるたる (@taruttea) 2018年8月18日
カシモWiMAXは今の所満足してる。
たぶん高画質映画を見る人は固定の光回線の方がいいだろうけど、僕の場合はYouTubeの動画見るか作業BGM流すかぐらいなので、まったく問題なし
マンションの三階の窓際に端末を置いて、そろそろ午後7時の今は下り25MBps。これでもかなりいい方。— 井上ロンブン (@ronbun_3) 2018年8月20日
俺ドコモの通信量は3ギガだけにして、別でカシモWiMAXっていうの契約してるけどオススメだよ
— U.M.Aじゃないようまる (@enoch_yuma) 2018年8月24日
WiMAXの乗り換えで新機種だと3年プランに強制加入と分かった、それだけではなく2年目以降の月額が跳ね上がるので注意、なのでカシモWiMAXのw04にした。カシモWiMAXは月額が安いんだけど端末が新古品になるので、それでも良い方はオススメ pic.twitter.com/yuDheZTLYH
— ふくろうP@ss3a初日現地 (@fukurou_p_) 2017年11月1日
口コミ内容をまとめると以下のとおり。
- 月額料金が安い
- 光回線には劣るけどYouTube見る程度は余裕。
- カシモWiMAX買ってスマホのパケット代抑えている。
- 新古品だけど月額料金抑えられる。
調べてみるとやはり「月額料金の安さ」に関する言及が多かったです。
あと、カシモWiMAXの口コミには 「WiMAX契約したのにまったく使えない。マジクソ」的な「いや、あなた絶対に契約前にエリアチェックしてないでしょ!エリア外で契約してますやん」と感じる八つ当たりのような口コミが少ないのも特徴でした。
まだリテラシー高めの人が利用者の中心という普及度なのだと思います。
カシモWiMAXを選ぶべきか
カシモWiMAXがオススメなタイプと他を検討すべきタイプについてまとめます。
カシモWiMAXがおすすめできる
- 月額料金が安いプロバイダがいい
- キャンペーンやオプションがシンプルな方がいい
カシモWiMAXは月額料金の安さが魅力のプロバイダです。キャッシュバックよりも月額料金の安さでメリットを享受したいという人に向いています。
申し込み時にキャンペーンやオプションを申し込む必要がないため、非常にシンプルな契約が可能なのも魅力です。
以前は2年契約のエース的なプロバイダだったのですが、現在は「新端末プラン」「最安級プラン」で3年契約しか受け付けていないのでその点だけは勘違いをしないようにしましょう!
カシモWiMAXがおすすめできない
- 最安のプロバイダと契約したい
- キャッシュバックが欲しい
- auケータイを契約している
カシモWiMAXは月額料金の安さに魅力があるプロバイダですが、3年契約のプロバイダとして「最安」ではありません。
ここ最近はずっとGMOとくとくBBが最安1位のプロバイダとして君臨しています。
GMOとくとくBBは高額なキャッシュバックキャンペーンが有名ですが、月額割引キャンペーンを選ぶこともできるのでキャッシュバック手続きが嫌だという方にもおすすめできるプロバイダとなっています。(月額割引も最安)
GMOとくとくBBのキャッシュバックの詳細をみる
GMOとくとくBBの月額料金割引の詳細をみる
*キャンペーンによってページが違うので注意
また、auケータイの利用者もカシモWiMAX以外の他プロバイダを選ぶ方がいいでしょう。
auスマホとWiMAXをセットにすることで、auスマホの月額料金が最大1000円割引するauスマートバリューmineが使えると数百円WiMAXの月額料金が安いというメリットは吹き飛びます。auユーザーはauスマートバリューmineがある他プロバイダを選んだ方がお得なのです。(GMOとくとくBBならauスマートバリューmineもあります)
まとめ
2年契約希望者の希望の星だったカシモWiMAXまで3年契約メインに代わってしまったのは非常に残念です!
しかし、あいかわらず月額料金の安さはトップクラスで間違いがなく、他のプロバイダと異なりキャンペーンやオプションの申し込みを考えなくていいというシンプルさは光っています。
月額料金が安いタイプのプロバイダがよくてわかりやすい契約がしたい人にはおすすめできるプロバイダだといえます。